ランチ:ロシア料理「キャビ庵」:ボルシチとミネストローネの違いが分からない。
前々から行こうとしていた、近所のロシア料理店「キャビ庵(Cavian)」にて研究室の先輩とランチ。ランチメニューは800円から。頼んだのは少々奮発して1000円のランチ。料理は、「ボルシチ、ピロシキ(小×2)、サラダ、エビ・イカ・ホタテのクリーム煮+サフランライス」の計4皿。全般的に薄味ですが、美味でした。
・ボルシチとミネストローネの違いが良く分からない。(ロシア料理とイタリア料理という差ではなくて、味の違い)
・ピロシキが予想以上に小さかった
・隣の人とサラダが違う
等など細かい謎は残ったものの、全般的に満足です。
隣に座っていた、「違いの分かりそうな」オッサンが、メニュー表やら店に掛けてある絵を見てあぁだこうだ、店員さんに指導?してんのがおもろかった。→例えばこんなん。
「絵はシャガールよりも山下清のが良いよ。あの花火の。だってロシアじゃない。」
*山下清とロシアって何の関連性も無いと思うんやけどなぁ。しかも花火って。まだシャガールの方が合ってるんちゃうかなぁ。どうせなら悪ノリして無機的な静物画とか飾ってるほうがロシア、ってかソ連らしくて楽しいような気がする。レーニンの絵とか。カチカチのパンが出てきそう。ちなみに食器置くコースターの絵はゴッホのひまわりでした。そういう意味じゃ無茶苦茶。
各国料理、例えばロシア、ベトナム、インドとかの内装
国名や地域名を冠した料理店は、味だけではなく雰囲気も「それっぽい」ものが求められる。例えばインド料理の店であれば、香を薫いたり、サリーを着た店員が居たり、インド音楽が流れていたり、仏像/神像がおいてといったところ。店の扉を潜った瞬間からインドの雰囲気を味わえるようにしなくてはならない、と言った定理のようなモノがある。
実際にインド本国の料理店がそんな内装かと言えば、恐らくそんな事は無くて、高級店にいけば西洋のレストランのような内装なのであろうし、庶民的なところに行けば、簡素なテーブルが備えてあるだけだろう。そういう意味で日本に出店している異国料理店の内装というのは、あくまで日本人の目から見た「インド的なもの」である訳だ。その「インド的なもの」を想起するための象徴記号として、サリーや香、仏像/神像など等といったモノが内装に用いられている。
少々強引かも知れないが、こういった点で、異国料理の店というのは、万博と同様の構造を有していると言う事が出来るのではないか?