関西の食文化〜いかなご(玉筋魚)の釘煮

関西の人(兵庫、大阪も?)にはお馴染みなのかも知れませんが、神戸やとちょうど今頃の初春に「いかなごの釘煮」ってのを炊くのが、年中行事の一つになってるようで。
関西に6年ほど住んではいるものの、ワタクシ元が「関東さん」なもんでこういう日常の風景には全く疏いわけです。ほんな訳で、近所のスーパーに行くと「いかなご」やら「いかなごの釘煮用鍋」とか「いかなご釘煮用タッパ」とかが、一つのコーナーになってる光景を見るに付け、驚きに驚いているわけなんでがす。


以前、サークルの後輩(大阪出身)が、ぴょこぽん氏(id:gloria-record)に、実家で炊いたいかなごの釘煮を上げてた時にも、「なんでまた???」と不思議でしゃぁなかったんですが、それも「いかなごの釘煮」が春を告げる年中行事の一つと見れば、なんとなく合点がいくというもの。
近所の郵便局では、「いかなごの釘煮を郵パックで送ろう!」ってなキャンペーンをやっていたりもする。う〜ん、実に独特の文化だ。ほんまに面白い。

属地(郷土)アイデンティティが希薄なワタクシとしましては、こういう「地方独自の文化」というヤツにどうしても羨望の眼差しを向けてしまうのです。
いいなぁ。