デジタル・アナログ書籍

 文章をPCのディスプレイ上で読む場合と、紙面に印字して読む場合、後者の方が検索スピードが速い気がする。PCの場合、キーワード検索を使ってピンポイントの検索は出来るものの、一つのまとまった情報、つまりこの辺にこんな事が書いてあったというようなファジィな検索をするのが難しい。その点、本であればパラパラ捲っていれば、必要な情報が何となく目に入ってくる為、ファジィな検索がしやすい。これは差異(優劣)ではなくて、相違(単なる違い)なんだろう。
 書籍をTxt化してPC,携帯やPDA、あるいはゲーム機などで読む事が出来るようになって、出版業界もそのあおりを受けて業績不振気味であると言うけれども、この相違が存在している内は、本という情報媒体がなくなることは無い気がする。