湯葉

あぁ、湯葉湯葉湯葉湯葉湯葉湯葉・・・・と思っていたところで、鍋に浮かぶ湯葉の如くフワリと頭に浮かんだのは快楽亭ブラックの顔。いやいや、本物の噺家の方じゃぁなくて、漫画の『美味しんぼ』の方に登場するキャラクタ(偽)快楽亭ブラックで御座います。
そう、何を隠そう(偽)の方も噺家なんですが、実はそれと同時に豆腐研究家でもある。んで、漫画の中で豆腐料理を作ったりする訳ですよ。そんな(偽)さんの方が紹介した料理の一つに「汲み上げ湯葉」なるモノがあったんですな。
新鮮な豆乳をぐつぐつと鍋で煮ると、鍋の水表面に膜が張ってくる。この膜ってのが実は湯葉でして、そいでその膜=湯葉を掬い上げて。汲み上げて食べちまおうってのが、「汲み上げ湯葉」な訳です。なんとも贅沢な話ですわなぁ。

ちなみにこの膜ってのは、牛乳を温めた時に張るあの膜と同じで、タンパク質が固化したものなんですわな。まったく「豆乳」とはよくいったもんです。


で、まぁそんな事を思い出しながら、今日の夕食のことを考えていたところ、あぁ、そっか生湯葉食えねぇなら豆乳を煮たら良いじゃねぇか。んでついでにこの豚肉も一緒に食べてしまえばよい。

と、言う事で今日は豆乳鍋を喰らってやろうじゃねぇかぃってな事に。