という事で

例によって(ネットを駆使して)調べてみた訳なんだけれど

まず①について、

  • 基本的に鰻重と鰻丼の中身は異ならない。鰻・米・タレの三点セットである。山椒はともかく、調理法に差異は無いようだ。
  • しかし大抵の場合、鰻丼は鰻重よりも安い。これは、「内容鰻量」の差であったり、内容の「鰻質」などの差であったりするようで、鰻重はより多くの鰻・米、或いはより良い鰻を用いたりしているという事があるそうだ。

つまり、器は「米の上に鰻が乗っている食べ物」の貴賎を示す記号として機能しているという話しもあるみたいだ、と言う事。

  • それとは別に、鰻重というのは、重箱に入っているという意味ではなく、鰻重=ウナギガサネの意だという案もありまして。米|鰻|米|鰻 というような二階建て構造になっているものを鰻重とした、と。それに対して平屋建てが鰻丼やと。



後者は納得は出来るけれど、現実味に乏しいなぁ。まぁ調べてはみたが、あまり鰻丼と鰻重を区別する意味というのは存在していないようで、容器の違いはせいぜい「量」と「質」、差異(高級感)を表示するための記号としてしか機能していないようです。残念。

そういえば、「美味しんぼ」の第三巻あたりで鰻の話が出てくるんだけど、そのときは容器による熱伝導の差異、ってな話をしてたようなしてなかったような・・・・



◆で、②についてなんだけれど

目論見どおり矢張り、「土用」・「丑」は陰陽五行説に由来したものでした。陰陽五行説の五行ってのは、万物を構成する5元素の事を示すわけで、「木・火・土・金・水」と言う事になりますな。んで、コレを季節にも適用しようとしたわけですが、四季は五季にはならない。と言う事で、ハブられた「土」は可哀想だから各々の月に散り散りに存在してる事にしようじゃぁねぇか、というのが