古書店の店主との会話

最初に行った古書店で、小説類があまりにも安い値段だったので
私:「小説ってあまり売れないもんなんですかね?(買い取っても在庫がたまるだけになっちゃうんですか?と聞きたかった)」と尋ねると、

物腰の柔らかな安藤忠雄といった風情の店主曰く、
「旬が過ぎたら若者向けの本(=内容が薄い)は売れなくなっちゃうからね。読む人は読んじゃってるでしょ。だから100円のワゴンセールでも売れるかどうか・・・」

なんだか含蓄の深い言葉だ。内容が詰まってないモノは旬が過ぎたら見向きもされなくなる、ってのは人も本も一緒なのかも知れない。瞬時の輝きで終わるか、燻し銀でも輝き続けるのかは中身次第というとこ。