文献のデジタル管理

先日まで卒業のための論文作成に追われていたのだが、その際、苦労した事の一つが「引用、参考文献」の記載。著者、タイトル、出版社、出版年、ページ数など等をいちいち細かく記述するのが億劫でならなかった。また、引用したは良いものの、「これどこから取ってきたんだっけ?」ってのが少なからずあって、いちいち文献を読み返さなければならないという重労働にも見舞われた。結局は本棚を引っくり返したり、友人に手伝って貰ったりして、なんとかこなしたのだが、ああいう思いはもう懲り懲りだ。確かに、引用した時点ですぐにメモっておけば、後で面倒臭くなることはないのは分かっているのだが、そうもいかないのが人間の性。ということでそんな性を補助する検索システムがあったら良いなと言う話で。
 例えばこういう「引用・参考文献」の記述や、あるいは「引用文」の作成の際に、上記の検索システムとデジタル書籍を組み合わせたシステムがあれば、もっと容易に事が運んだんじゃないかと思う訳だ。(参考:2006/02/17のエントリ①エントリ②で、蔵書管理ソフトとデジタル書籍の事について)よくある「これどこで読んだデータだったっけ?誰の言葉だったんだっけ?」という難問を解決してくれる。
 学術文献・論文などに関してはすでにデジタル化=電子ジャーナル化してるのも多いので(いわゆる理系の学会誌とか論文誌とか)、パソコン内に保存しておけば、上記のデスクトップサーチのようなもので論文内容まで検索することが可能だ。