『孤高の天才数学者エルデシュ』より

「一体君はどうやってそんなに沢山の暇を作り出すのだい?」
「簡単さ。どの週にも168時間あるんだぜ」

Commentary
 なるほど.注意すべきなのは,これはエルデシュのエピソードではないということ.エルデシュの最高のパートナー,数学者グラハムの言葉.彼は,専門の数学は勿論の事,大道芸(ジャグリング,トランポリンなど)スポーツ(クリケット,テニス),語学,といったものを次々に身に付けていったそうだ.上記のエピソードは,それを不思議に思った同僚が彼にした質問.
 
 言われてみれば,単純な事。そう,一週間は168時間もあるのに,僕らはその内,3分の1近くを寝て過ごしてる(仮に7時間睡眠とした場合).これを,5時間にする事で14時間も余分に時間が生まれる訳だ.
 気をつけなきゃいけないのは,睡眠時間を減らして起きている時間を増やすだけでは意味がないと言う事.何をやるのか,明確に定まっていりゃぁ問題ない.

簡素な一言だけれど,感慨深い.