理系文系という区分


私は、不勉強なもので、いわゆる理系学問の事はこれっぽっちも知りません。
苦手意識も多少ありますが、これは、きっと非常に勿体無い事なんだと感じています。
と、言うのも私はいわゆる理系文系というのを、使っている言語の違い、という程度に考えていまして、英語と日本語の違いってのと大差無いと思っています。色んな言葉を知っていて、色んな人と、色んな事柄を話せる方が恐らく楽しい。こういった機会をみすみす失ってしまうのは勿体無い、そう思うわけです。
 ですから、ここ数年間、出来る範囲でいわゆる理系学問の知識もある程度知っておこうと思いまして、細々と本を読んだりしている訳です。まぁ、どうしてもつまみ食いみたいなものになってしまいますが、それでも文系の知識ばっかを仕入れているよりも新鮮な発見があるので、まぁ良いかなとも思います。


最近は文理越境型の科学者や物書きさんなんかが増えてきて、非常に面白い議論を展開してらっしゃるものだから、啓発される要素が溢れておりまして、私としては嬉しい限りです。

折角の「国際物理年」ですから、今年は、つまみ食いから試食程度まで発展させて(試食の方がちゃんと食べてる気がする。)、大いに啓発されていきたいものですな。


と、言うことで今日の一冊。

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)

博士の愛した数式」で有名な、小川洋子さんと数学者藤原正彦さんの対談集です。