本の紹介ばかりで申し訳ないが、

メモ代わりに

確実に面白いであろう本↓

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)


すごく面白いらしい、本。詳しくは知らなかったのだけれど、ファインマン博士は1965年に朝永振一郎博士と共に、ノーベル物理学賞を受賞した方。理論物理学という何だか異常に頭の良さそうな学問を研究していらしたようなのですが、まぁ、何のことだか良く分かりませんわな(笑)
 そんなファインマン博士の書いた、結構有名な(売れた)エッセイ集がコレらしい。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)


読みたかったんだけど、残念ながら↑の本が売ってなかったので、代わりにこの本↓を買いました。有り得ない事に、文庫サイズのくせして1100円もしやがった。フザケテル!!!図書館で借りればよかったと猛烈に反省している訳です・・・・。

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

で、1100円もはたいたにも関わらず、スラスラとすぐに読み終わっちゃったのだけど、まぁ、軽く損した、という感じ。

中身は、結構軽く読める自伝的エッセイな訳です。妻との恋物語(これが結構、悲しくて切ない。高校時代から憧れ、恋し、そして恋が実った所で、奥さんは不治の病に罹っていてしまう。んで、短くも濃密な数年をファインマンさんは過ごす訳なんだけど・・・というような話)とか、親父さんとの思い出話とか。ノーベル賞学者なのに、すげーお茶目っていう印象。


で、まぁ、しかしこれだけで終わっちゃぁ、300円くらいしか払えませんわな。あとの800円はどうしてくれるんだ!って話になってくる訳ですが、まぁ、そのうち500円分くらいは「チャレンジャー号の事故調査委員会」の委員であった時の話がカヴァーしてくれております。(つまり、この本、せいぜい800円くらいが適正価格じゃないの?と言いたいわけだけど。新書でだしゃいいのに・・・)


多少、面倒くさい内容ではありましたが(というのは、事故原因になったオーリングについての説明をしっかり理解するためには、エンジンの機構についての説明をちゃんと読まないといけないから)、ファインマン博士が博士たる所以を知るには打ってつけの内容だったかな、とも思います。
博士の本業である理論物理学の見地からの説明なんてのが載ってはいる訳じゃないんだけれど(もしそういうのを期待しているんなら、この本はオススメしませんが)、博士の「モノの見方」が分かる、って言う点で、博士たる所以が知れるんじゃないかと、こういいたい訳です。


チャレンジャー号爆発の調査委員会の舞台裏が知れたり、ファインマン博士のお茶目な点が知れたり、さすがノーベル賞学者は育ちが違う、というような事が分かったりする本です。ほんま気楽に読める本なので、是非、図書館で探してみて下さい。



買え、とは言えません。

高すぎるぞ、ガンパ書店。