血料理


血は専らドラキュラの主食として知られている訳ですが、まぁこの、ドラキュラが血を食べるというのも、実はまんざらおかしな話ではないのかも知れません。というのも、血は非常に栄養価が高く、一種の健康食品といっても良いからです。
日本だと、せいぜいスッポンとかハブの生き血を飲むくらいしか、血の利用法が考え付きませんが、実は世界の至る所に血を用いた食品というのはあるようで。

以下、分かった分だけ。

  • ドイツ:血のソーセージ=ブルートブルスト。他にも血のプリンや、ゼリーなどがある模様。
  • フランス:鴨の血ソース、豚の血のソーセージ=ブーダンノワール
  • イギリス:ブラッドプディング(血のプディング
  • 韓国:スンデ(豚の血と、春雨を煮込んだものの腸詰。肉が入ったりもする。)ソンジクッ(牛の血のスープ)
  • 中国:著豚の血を塩水で固めたもの
   +猪血[米羔]:血で煮たもち米を固め団子状にし、香菜などをつけて食べる    +猪血湯:血のスープ
  • モンゴル:血のゼリーがあるとか。名称不明
  • タイ:ルアット・ペット(アヒルの血のゼリー)、ルアット・ムー(豚の血料理)
  • フィリピン:ディニグアン(豚の血のスープ)
  • ポルトガル:Arroz de Sarrabulho (豚の血で煮たごはん)

色々あるみたいだけれど、基本的にヨーロッパでは固めて食べるもの。
アジア圏では、固めたり、そのまま飲んだり、煮込んだりしている傾向が強いみたいです。

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