引越しに向けた、蔵本整理もようやく終わりそう

捨てる、売る、上げる等で少なくとも200冊は処分出来そうだ。どれも愛着のある本なので、捨てるのは辛いが、しかしそう云っているといつまでも片付かないのはこれまでの経験で分かり切っていること。勇気を持って処分しよう。
しかしまぁ、出来れば捨てるよりも、売るなり上げるなりしたいもんだな。捨ててしまうのはあまりにも勿体無い。

さながら古物商

古本屋で本を44冊捌く。内訳は漫画9冊、文庫小説14冊、新書小説10冊、その他11冊。
まず始めに、近所の古書店(本が平積みになっていて、黴臭そうなとこで小難しい顔をしたオッサンが店番してるようなとこ)に本を持ち込んでみた、が、殆ど見向きもされない。
まともな値段が付いたのは僅か4冊…。デュルケム自殺論とその解説本、伊藤公雄男性学入門、チョムスキーの9・11関連本。元々、古本で100〜500円くらいで手に入れたものやし、こんなもんか。
 この店では漫画は取り扱っていないので、売りには出さなかったものの、その他31冊をまとめて200円との事だったので、そりゃねぇよ、という事でお持ち帰り。その足で次に、先日痛い目を見た古本市場へ。漫画と合わせて40冊を売りに出したところ、2500円くらいになる。内、漫画がたった9冊で1500円。うーむ…。

合計44冊で2800円也。まぁ上出来か。アマゾンは買い手が付きさえすればウハウハなのだけど、付かない限りはゼロだからね。当り前やけど。
本を減らしたい身としては困る訳です。

古書店の店主との会話

最初に行った古書店で、小説類があまりにも安い値段だったので
私:「小説ってあまり売れないもんなんですかね?(買い取っても在庫がたまるだけになっちゃうんですか?と聞きたかった)」と尋ねると、

物腰の柔らかな安藤忠雄といった風情の店主曰く、
「旬が過ぎたら若者向けの本(=内容が薄い)は売れなくなっちゃうからね。読む人は読んじゃってるでしょ。だから100円のワゴンセールでも売れるかどうか・・・」

なんだか含蓄の深い言葉だ。内容が詰まってないモノは旬が過ぎたら見向きもされなくなる、ってのは人も本も一緒なのかも知れない。瞬時の輝きで終わるか、燻し銀でも輝き続けるのかは中身次第というとこ。