で、一体、茶香服とは何よ?

とは、言っても一体、茶香服とは何?となる訳で勿論、私もほぼ何も知らないまま、何となく面白そうという理由だけで参加表明をした訳ですが、どうやら簡単に言ってしまえば、茶香服というのは「ききお茶」でして、「きき酒」と同じ様に、幾種かの御茶を飲んで、それぞれの品名を当てるというような遊びのようで。(詳細に関しては次トピックに記述)

ちなみに今回の手順は、

まず、5種の御茶を用意し、それぞれに「花」「鳥」「風」「月」「客」と言うような分類記号を付けておく。今回は素人でも分かるように

  • 「花」=玉露 150g3000円(一番茶新芽が2〜3枚開き始めた頃、茶畑全体をヨシズやワラで20日間ほど覆い、日光をさえぎって育てたお茶。光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸からカテキンへの生成が抑えられ、渋味が少なく、うま味が豊富な味になる。)
  • 「鳥」=玉露のてん茶 150g3000円(玉露同様日光を避けて育て、蒸したのち葉脈を取り除き乾燥させたものを指す。これを石うすで挽き、粉にしたものが抹茶。)
  • 「風」=宇治産煎茶 150g1500円
  • 「月」=鹿児島産煎茶 150g1500円
  • 「客」=宇治産玄米茶 150g500円

 というような分かり易い品目で構成して頂いた。


今回使うお茶っ葉を、直径20cmくらいの盆に盛って、香りを試す。(ちなみに全然、分からなかった。玄米茶くらいか。)
各々の茶を一回づつ急須に入れ、お猪口大の椀に注ぎいれる。
一回味わったら、自分がコレだ!と思う御茶の札、例えば「月」の札を専用のボックスに入れる。(麻雀牌みたいなヤツが、札。)

この作業を全部で5回繰り返す(四枚目の札を入れる際に同時に5枚目も入れる。4種回答すれば必然的に最後も決まる)
専用ボックスを開いて、その並び順を答え合わせ。(「月」「風」「客」「鳥」「花」というような感じで。)

札は5枚しかありませんから、仮に1回目の御茶で「月」の札を使っちゃいますと、例えば3回目くらいに「月」っぽい御茶が出てきたとしても、その札はもう使っちゃってるから、他の札を入れざるを得なくなる訳です。だから一問外れると、芋づる式に2問間違わざるを得ない。
 ここがこのゲームの難しいところで、飲むごとに回答していかないといけないから、後で回答を調整したり出来ない訳で、つまり最初の間違えが後に響いてくる。
ちなみに5つ全て正解の場合は「皆点」、逆に一つも正解が無い場合は「ちょっと」という名称で呼ぶ。しかしまぁ、0点の場合に「ちょっと」ってのが、何とも面白い。
 1点くらいならまだしも、0点じゃぁ、「ちょっと」すら無ぇじゃねぇか!そういうのは「ぜんぜん」とでも言ゃあ良いのに。スキンヘッドに近いハゲ具合の紳士に「ちょっと薄いですね」って言うのと同様。「ぜんぜん」とか「いさぎよい」と言われた方がまだ嬉しい。まぁ、日本の言葉というのは、ストレートじゃないだけに、時として慎ましく、時として残酷で御座いますわな。

と、若干声を荒げましたのも、私、「ちょっと」をやっちまって、イジメラレタからでして。最終的には私は全8人中、3位くらいでした。一番最初に「ちょっと」をはじき出した(普通、玄米茶では外さない)割には健闘した筈やと思われ。

※コツ??
 今回の場合、

  • 花:茶の色が薄い。味がまろやか。苦味は少ない。清清しい香りが立ち上る。
  • 鳥:匂い、味ともに独特の風味。旨み?が強い。
  • 風:多少香ばしい。色が濃い。「月」に比べると、より苦味が強い。インパクトある味
  • 月:多少香ばしい。色が濃い。「風」に比べると苦味が弱い。
  • 客:分かりやすい。