帰宅です


歩き回ってきました。とは言っても、神戸三宮・元町あたりをふらついて来た程度ですが。
たまたま通りがかった元町、大丸デパートで、
円空」仏の展覧会がやっていまして、折角なので見てきました。<若干の説明・メモ書き>

 円空さんは、江戸時代の仏師です。23歳の時に坊主になり、それから40年の間、衆生救済を目的として全国行脚をして回ったのだとか。行脚の道行で彫った仏像は12万余体!?とも言われており、恐らくこれは日本に類の無い、世界的にも類の無い数だろう。
 勿論、数だけではない。仏像の造形も稀有なものだ。フォルムを極度に簡略し虚飾を排しているが、決して粗末なものではない。心を打たれる何かが円空仏にはある。
円空が目的としていた「衆生救済」。どの仏像にもこれを象徴するような「慈愛の微笑」が刻まれている。その微笑は見る者の心を鎮め、苦しみを癒してくれる。

円空は質・量ともに日本、世界屈指でも指折りの彫刻家なのだろう。<付け加え>

本や写真で、円空さんが彫った仏像を見たことはあったのだが、生で見るのは恐らく初めてだったと思う。というのも何せ、円空仏は数が多いから。作成された12万体の内、現存しているものは約5200体ほど。安置されている場所も、全国に1200箇所ほどと言う事なので、偶然訪れたどこかの寺で見かけていても全く不思議は無い。