プログレッシブとは言うものの、一体何がプログレッシブなのか

当然の疑問です。何が何に対してオルタナティブなのか、何が何に対してアヴァンギャルドなのか良く分からない。ポスト〜、といったものもそうだし、同様にプログレも。

確かにジャンル分けは意味が無い、と言ってしまうのは容易いし、何となく「分かった奴」っぽくてカッコよいので、その台詞を吐いてみたいものではあるが、天邪鬼の私としては、それは出来ない。

こうしたジャンル分けは決して無根拠では無いのだろうし、その名称が採用され、ある程度の認知を得、流用(←これが大事だったりする)されているという事実を見逃すのは愚かしい事だと思うのだ。特に、何かに対して「新しさ」「改変」を意味する言葉が付いている場合、音楽の技術やタイプと言ったものよりも、音楽に対する「思想的」な側面、つまり体制に対する返答という側面が非常に強い様に思える。
 つまり、このタイプの用語が語の頭に付くジャンルは、大好きな社会史に関わってる音楽な訳だ。