今敏監督の「東京ゴッドファーザズ」を見た。

「東京ゴッドファーザズ」を見た。ストーリー解説は別のページに頼むとして、感じた事、読み取った事を後で書き記しておこうかと思う。

僕にとっては映画の、映像や構成といった技術的側面というのはあまり気にかかるポイントでは無くて、
それよりも映画を通じて何を伝えようとしたのか?何を描きたかったのか?(仮令、その表現方法が「上手い」ものでなかったにしろ)という方が僕にとっては大事だし、或る作品を評価する際の要素なのですな。

まぁ、大体の人がそう思っているとは思うけど。


「家族」・「ホームレス」・「赤ん坊を捨てる親」・「愛」なんてのが僕にとっては気にかかったポイントだった。社会背景に合致している、とは言い難いけれど、それは多分、マスコミが作りだす流行の社会問題の流行と合致していないというだけで、実際は オヤジ狩り・ホームレス狩り・捨て子・家族関係の希薄化 なんてのは一向に解決されちゃいない=十分に語るべき余地のある問題なんじゃないかなぁ。