最近みたもの
3月頃
「勅使河原三郎 ダブル・サイレンス」
コンテンポラリーダンスの巨匠。なかなか関西で見る機会が無かったのだが、文化村でたまたま見かけたので行ってみた。初体験。コンテンポラリーダンスを語るボキャブラリーが著しく足りないので、適切な表現かは分からないが、ダムタイプに近く、舞踏などに比べシステマティックで感情を抑えた舞台であると感じた。
8月2日
「シネマ歌舞伎 牡丹灯篭」
円朝の名作、牡丹灯篭。シネマ歌舞伎というのは、要はカメラで舞台を写したやつを映画館でみようということ。まともに歌舞伎を見たのは、ほぼこれが初めてなのだが、結構楽しめた。もともと、牡丹灯篭は好きな幽霊話だけに理解しやすかったというのもある。
ただ、歌舞伎って非常に分かり易い反面、娯楽的要素が非常に強く、芸術的な要素が少ないんで(と少なくともそう思ったので)あまりハマらないだろうなと思った。
最近見たもの
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その反面、ストーリーは若干お粗末ではあるが、そもそもストーリーを楽しむ為の映画ではないので良しとしよう。
ついでに監督1作目の「The Cell」も見たが、こちらも映像(美・醜)が凄い。人の意識に潜り込んで治療を行う医者?の話なのだが、精神異常者の深層意識下に入った際の、デカダンティックでシュルリアリスティックなゴス映像美?は見応えがあった。
ちなみに、こちらはエンディングにタルヴィン・シンの曲が使われてて、インド繫がりか!と変に納得してしまった。
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Rekevin
今日はロシアのAcid Jazz,Trip Hopバンド「Rekevin」を紹介しておきたい。メランコリック、メロウな要素が強いAcid Jazzにコケティッシュな女性Vocalが乗るというスタイルで、ロシア(と恐らく一部のヨーロッパ)ではそれなりに話題になっているよう。これまでに2枚のアルバムを発表している。
ちょうど今年の3月中旬に2枚目のアルバム「Nuluktak」が発表されたばかりなのだが、これが中々良い。個人的には今年聞いたアルバムベスト3には入る。1stアルバムの「A Peacock」はダウンテンポでメロウなアシッドジャズが殆どだったのだが、2ndは1stの音楽性を継承しつつもNu Jazz的な要素、ブルージーな要素も取り入れ明らかに音楽性の幅が広がっている。
さて、というところで、どこかの音楽サイトから紹介文なり解説文をパクってこようかと思ったのだが、困った事に日本語で紹介しているサイトが一つも無い。(※かろうじてLast.fmを自動翻訳したページがあるにはあるのだが・・・)ならば仕方ないと、英語サイトを探してみたのだがあまりパッとしたサイトが無く、基本はロシア語サイトばかり・・当たり前といえば当たり前か。
という状況だったので、ひとまず本人等のホームページとLast.fm、Myspaceあたりから引用して経歴等をつづってみた。
以下、ホームページから大胆に意訳した紹介文(
(Rekevinは)
「極めて美しい音楽性をもった ヨーロッパ的なサウンドクオリティを持ったバンドであり、まさか彼らがブリストル出身ではなく、モスクワ出身などとは誰も信じないだろう・・・」Rekevinはこれまでに2枚のCDを発表しており、双方とも(いわゆる)自主制作版である。(※デビューアルバム「A Peacock」2008年2月、セカンドアルバム「Nuluktak」(2009年3月))
彼らの音楽は、フェンダーローズやハモンドオルガン、ミニムーグ、テルミン、アナログシンセサイザー等の アナログな電子楽器を好んで用いているのが特徴である。
2008年6月にはサンクトペテルブルグで開かれたSterepleto フェスティバルでマッシブアタックと競演を果たしている。また同年9月には、ウクライナで開かれたKonktbelジャズフェスティバルでレッドスナッパーと競演し、好評を博している。メンバー構成
Ksenia Istenko – vocals
Timofey Korshunov – keyboards, effects
Igor Levitskiy – guitars
Alexey Kochetkov – bass guitar, double-bass
Igor Bardashev – drums
Yakov Krivitsky – effects
Daria Alemastseva - concert manager
ウクライナのジャズフェスティバルと、言われても全く以ってピンと来ないが、マッシブアタックとかレッドスナッパーとかと競演してるあたりから、やはりテクノ、ジャズ、エレクトロニカ、ドラムンベース、ダブとかの影響も受けてるのが分かる。
ロシアの音楽というと、本当に残念ながら(申し訳ないながら)「t.A.T.u.」とクラシックぐらいしかイメージが湧かなかったのだが、こういう音楽もちゃんとあったことに安心。しかも前編英語で歌われているという・・・。ロシアも大きく変わりつつあるのだろう。
まぁ、何はともあれ聞いた方が早いので、リンクを。2nd「Nuluktak」から「Don't Shoot My Girl」
同じく同アルバムから「Be Kind Be Mine」
Richard Galliano
Gallianoの方が間違いなく有名なので、普通はGalliano→Paduartと行くのだろうけど
Ivan Paduartとの競演が良かったのでGallianoも聞き直し出した。
Richard Galliano & The Tangaria Quartet の「Tango Pour Claude」
寺井尚子さんが入った@2008年Tokyo Jazz版。
ちょっと寺井さんのクセが強過ぎるので、上のバルセロナ版の方が自分は好み。
Ivan Paduart
ベルギーのピアニスト。数年前にXavier Recordで直感買いしてから、たびたび聞いていたのだが
年末〜正月にかけて真剣に聞きなおしていたらハマってしまった。
特に最近出たライブ版 「In Exile of Dreams」が秀逸。
1曲目 Waterfalls 4〜6曲目 The Bridge Between Us?〜?が良い。
Fay Claassen、David Linxの両ヴォーカルの声が溶け合い昇華していく様は、ひたすら気持ち良いの一言。
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ベルギーのギタリストQuentin Dujardinを迎えた「Vivre」というアルバムも
面白い。下記は「Zen」という曲。
Gallianoを迎えて作った2アルバム(+Rework1作品)は文句無しに良い。
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「True Stories」というアルバムは、何も知らずに聞いたらどこのプログレバンドかと
思うような展開もあり、他とアルバムとはだいぶ色合いが違うが、これはこれであり。
Xavier Recordで紹介されていたのでリンク。