Rekevin

今日はロシアのAcid Jazz,Trip Hopバンド「Rekevin」を紹介しておきたい。メランコリック、メロウな要素が強いAcid Jazzにコケティッシュな女性Vocalが乗るというスタイルで、ロシア(と恐らく一部のヨーロッパ)ではそれなりに話題になっているよう。これまでに2枚のアルバムを発表している。
 ちょうど今年の3月中旬に2枚目のアルバム「Nuluktak」が発表されたばかりなのだが、これが中々良い。個人的には今年聞いたアルバムベスト3には入る。1stアルバムの「A Peacock」はダウンテンポでメロウなアシッドジャズが殆どだったのだが、2ndは1stの音楽性を継承しつつもNu Jazz的な要素、ブルージーな要素も取り入れ明らかに音楽性の幅が広がっている。

 さて、というところで、どこかの音楽サイトから紹介文なり解説文をパクってこようかと思ったのだが、困った事に日本語で紹介しているサイトが一つも無い。(※かろうじてLast.fmを自動翻訳したページがあるにはあるのだが・・・)ならば仕方ないと、英語サイトを探してみたのだがあまりパッとしたサイトが無く、基本はロシア語サイトばかり・・当たり前といえば当たり前か。
という状況だったので、ひとまず本人等のホームページとLast.fmMyspaceあたりから引用して経歴等をつづってみた。

以下、ホームページから大胆に意訳した紹介文(

(Rekevinは)
「極めて美しい音楽性をもった ヨーロッパ的なサウンドクオリティを持ったバンドであり、まさか彼らがブリストル出身ではなく、モスクワ出身などとは誰も信じないだろう・・・」

Rekevinはこれまでに2枚のCDを発表しており、双方とも(いわゆる)自主制作版である。(※デビューアルバム「A Peacock」2008年2月、セカンドアルバム「Nuluktak」(2009年3月))
彼らの音楽は、フェンダーローズやハモンドオルガンミニムーグテルミン、アナログシンセサイザー等の アナログな電子楽器を好んで用いているのが特徴である。
 2008年6月にはサンクトペテルブルグで開かれたSterepleto フェスティバルでマッシブアタックと競演を果たしている。また同年9月には、ウクライナで開かれたKonktbelジャズフェスティバルでレッドスナッパーと競演し、好評を博している。

メンバー構成
Ksenia Istenko – vocals
Timofey Korshunov – keyboards, effects
Igor Levitskiy – guitars
Alexey Kochetkov – bass guitar, double-bass
Igor Bardashev – drums
Yakov Krivitsky – effects
Daria Alemastseva - concert manager
 

ウクライナのジャズフェスティバルと、言われても全く以ってピンと来ないが、マッシブアタックとかレッドスナッパーとかと競演してるあたりから、やはりテクノ、ジャズ、エレクトロニカドラムンベース、ダブとかの影響も受けてるのが分かる。

ロシアの音楽というと、本当に残念ながら(申し訳ないながら)「t.A.T.u.」とクラシックぐらいしかイメージが湧かなかったのだが、こういう音楽もちゃんとあったことに安心。しかも前編英語で歌われているという・・・。ロシアも大きく変わりつつあるのだろう。


まぁ、何はともあれ聞いた方が早いので、リンクを。2nd「Nuluktak」から「Don't Shoot My Girl」

同じく同アルバムから「Be Kind Be Mine」