六道の辻〜珍皇寺〜六波羅蜜寺〜西福寺〜

 東山三条からバスで、清水道へ。そこから歩いて冥界巡り観光へ。東山五条西あたりは、京都でも有数の冥界スポット。珍皇寺を基点とする六道の辻(map:x135.7740y34.9980)、六波羅蜜寺、西福寺あたりの独特のヒヤリとした雰囲気は、どこかしら異界の香りを帯びている。
 珍皇寺は、小野篁を祀った寺である。小野篁とは、昼は政府の文官を役るとともに、夜は珍皇寺にある冥府の井戸を通って、あちらの世界に行って、閻魔大王の秘書?のようなものを役たとされる人物。実在の人物である。

現在でもその井戸は残っており、当然見てきたのだが、生憎触れることは出来ず。代わりに冥府まで響き渡るという鐘を突いてきた。さてさて音色は届いたものか。
 西福寺は、入った瞬間、異質な空気が満ちている特に気づく。門の西手には水子供養地蔵尊が立ち並ぶが、今まで見たどの水子供養尊よりも、静けさを感じる場所であった。言葉に言い表し難いが、不気味なくらい閑かな空間であった。ここなら安らかに眠れるのだろう。

 西福寺を出て、正面のところに「子育て幽霊飴」なる飴を売っている店が。 
怪談好きなら一度は聞いた事のある「飴を子供に与える幽霊」という話に出てくる、その飴を売っているお店。京都の話だとは聞いた事が無いので、こじつけなんじゃないか?と半信半疑ながらも、買う。
残念ながら、本日店は休業だったので、代理店で購入。美味しいんだろうか。→特に何の変哲も無いベッコウ飴(のようなもの)でした。至って普通の味(2005/02/15)
ちなみにWikiに「子育て幽霊」の解説記事があったので、リンクを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%E5%B9%BD%E9%9C%8A