最近読んだ本(っていうか、玄侑宗久さんばっかだな。)

ロジカル・シンキング (Best solution)

脳と魂

仏教・キリスト教 死に方・生き方 (講談社+α新書)

まわりみち極楽論―人生の不安にこたえる

釈迦に説法 (新潮新書)

玄侑さんの本を数冊まとめて読んでみたわけです。
　
　坊さんぽく無い切り口（物理学の話や、文学・西洋哲学の話を仏教に絡めて話すあたり）が最初は面白いと思ったんだけれども、どれも突込みが甘くて安っぽい印象を受けてしまう。残念ながらあまり心を動かされない。
きっと読み手を選ばないように、あえて深く突っ込まず書いているのだと思うんだけれども、こうエッセイ調のものばかりというのも困り物。仏教思想をもっと身近に感じて貰おうという大儀は当然あるのだろうけど、こう内容が薄いと、商業主義的な生臭坊主という印象の方が強くなってきてしまう。

坊主という肩書きを利用して本を売りたいだけか？なんて気もしてきてしまいます。売れっ子になってちょっとおかしくなってきてんじゃないのかしら？んー、頑張って欲しいところです。

似たような事をしてても、高田好胤さんとは大分違います。
何か迷いごとがあって、
何らかの打開案を（仏教に）求めるのであれば、高田好胤さんの本をオススメします。

道―本当の幸福とは何であるか (徳間文庫)