1月29日の日経新聞夕刊にこんな記事があったとは・・

たまりにたまった新聞を紐で縛っていたところ、ふと目に付いた1月29日の日経新聞。和田さんの如くパラパラと捲っていると、「文楽と舞踏、異色の舞台」なる記事を発見。夕刊てたまにしか読まないだけに、今まで放っておいた訳ですが、今日ばかりは激しく後悔しました。



舞踏に入れ込んでいると言いながら、知らなかった事が恥ずかしい!しかも文楽と競演なんて、鼻血モノだと言うのに・・・と一頻り自己非難を加えた上で、次に気になったのが、こんな珍妙且つ高尚な事をする舞踏家は、一体誰なんだ?という事。



新聞に載っている写真を見ると、どこか見たことのある顔だ。


ん・・・

・・・企画したのは、昨年まで「現代に生きる古典」シリーズを手がけてきたプロデューサーの伴野久美子。


「伝統芸能は古来の型を踏襲するだけでなく、時代の息吹を取り込み錬磨してきたからこそ今日まで受け継がれてきた。今の文化を取り込んで新しいものを創造する芽にしたい」と、来月から「古典の新芽」シリーズを立ち上げる。


第一弾となる、「舞踏の源流 文楽」は・・・



豊竹英太夫の節に、鶴沢清知が三味線をあわせ、桐竹勘十郎人形遣い三人が、人形なし、黒衣(クロコ)姿で文楽を演じる事になった。


谷川俊太郎の詩集を下に、ジャズピアニストの谷川賢作(谷川俊太郎さんの実子!)が作曲・編曲した音楽に合わせて、由良部正美が・・・・


ゆゆゆゆ ゆらべ・・・由良部正美さん だとぉぉぉぉ!!!!!!



戦慄の稲妻が背筋を駆け上り、脳髄を激しく震えさせる。思わず大声で一人ごちてしまいましたよ。由良部さんだとぉぉお、と。



はい、恥ずかしげも無く申し上げしょう。私は、由良部正美さんの大ファンなのです。嘗て、奈良の寺で見た、由良部さんの舞踏に魅せられてから、追っかけています。


そのファンぶりといえば、ただ舞台を見に行くだけに留まらず、



例えばアートコンプレックス1928や京都芸術センターなどで、他の人の舞台を見た際に書くアンケートに常に由良部さんの名前を書き続けたくらいでして。
だいたい舞台が終わると、アンケートを書かされるんですね。舞台の感想、値段についてとか。そして大体は最終項目に「今後、アートコンプレックスで見てみたいアーティストは居ますか?」とか、そんな質問があるわけです。



ここに、ひたすら、他はどうでも良いから由良部正美さんが見たい、と書き続けていた訳です。



散々、アンケートの他の項目で舞台を扱き下ろした挙句、由良部さんの舞台だけ見たい!という、かなりウザッタイ観客だった訳です私。